11年の作品
ここでは句会でむつきの会の会員が作った作品を載せています。
2011年の作品です。
句会は互選で行います。この際、自分の作品は選ばない、というのがルールです。
作者の名前ごとに作品が並んでいます。
作品の隣にある文字はその作品を選んでくれた人の頭文字です。
○は特選句(5句の中で一番いいと思った句)です。
こんにちは。むつきの会管理人のさとうです。
吟行に参加の皆さま、どうもありがとうございました。天気に恵まれ、いい景色でしたね。
選句結果をここに記します。
11年10月9日(日)尾久の原公園吟行
参加者:じゅんこ、さとう、まもる(3句投句)、
まちこ(選句のみ)
4句選句にて実施
じゅんこ
白粉花幼き頃の思い出か ○さ
秋風やあみ持つ子等の声ひびく ○まち、さ
向日葵や背中合わせで空見上げ さ、まも
曇り空彼方に見ゆるすすきかな まち
さとう
秋風や球蹴る音とホイッスル ○まも、まち
秋風や立ち入り禁ず河童の絵 じ、まち
まもる
秋の日ののどかなときの釣り日和 ○じ
秋の野の色変わりゆくすすきかな じ
秋暑し雲の谷間のさす光 じ、さ
こんにちは、むつきの会ホムペ管理人のさとうです。
先日の定例句会に参加の皆さま、お疲れ様でした。
選句結果をここに記します。
むつきの会定例句会 11・09・11 神田ルノアール
兼題:流れ星、秋風、梨
参加者:ゆうこ、じゅんこ、ともや、さとう
欠席投句:さえこ、りこ、たかゆき
ゆうこ
終わりなき主婦家業かな秋の風 ○じ
苛々も梨剥く内に収まりぬ さ、じ
流星や君に告げたき思いあり じ
機嫌良く自転車漕げば秋の風 じ
じゅんこ
秋風やポニーテールを揺らしをり ゆ
梨売りの声に誘われ夕散歩 と
流れ星欧州の旅蘇る と
願い事夜空に向けて唱えけり さ
ともや
秋風や右も左も薄ガラス ゆ
さえこ
彼(か)の人が還ってきたか流れ星 じ
りこ
秋風や自転車の鍵ポケットに ○ゆ
流れ星ラジオのつまみ回しつつ ゆ
叱られて夕餉の梨のうす甘き と
たかゆき
新品のマウスが壊れ震災忌 ○さ
秋めいて妻も就職いそしめり さ
秋刀魚恋し日本人に生まれしは さ
月餅の由来此の地で誰ぞする と
さとう
土踏まず色なかりけり裸足の子 ○と
夏の海船はおなかをさらしてる ゆ
以上です。次回は10月9日を予定してます。
興味のある方は、ぜひ
次回の俳句会の予定、をご覧ください。
こんにちは、むつきの会管理人のさとうです。
白山神社の吟行に参加の皆さま、お疲れ様でした。
当日はあじさい祭りもあって出店も出て賑わって
皆楽しんでいただけたようで嬉しい限りです。
選句結果をここに記します。
11年6月12日(日)むつきの会白山神社吟行
参加者:ゆうこ、じゅんこ、杜柚、さとう
ゆうこ
紫陽花の前で口紅塗りなおす ○さ
紫陽花をそっちのけにし買い物す さ、じ
紫陽花や夜明けの空の色となり さ、じ、杜
人垣が紫陽花囲んでいる様な 杜、じ
濃紫陽花ぶっきらぼうで損をして 杜
じゅんこ
花を待つ葉に集まりし蟻の列 ○杜
狛犬や花に囲まれカメラ目線 ゆ
かき氷わが子に贈る写真かな さ
杜柚
カラフルや綿菓子装い氷水 ○じ
花よりも緑が見える迷い梅雨 ゆ、さ、じ
さとう
紫陽花の猫の額の神社かな ○ゆ
顔よりもデカイ綿菓子夏来る ゆ
ビール飲む神主が裾気にしてる ゆ、杜
以上です。
暑い夏場は吟行は行いません。
次回は9月に定例句会を行う予定です。
こんにちは。俳句サークルむつきの会の佐藤です。
定例句会に参加の皆さま、お疲れ様でした。
選句結果をここに記します
むつきの会定例句会 2011・5・15(日)神田ルノアール
参加者 ゆうこ、じゅんこ、さとう
欠席投句らいなす
ゆうこ
半額のキャベツ売り切れ夏立ちぬ ○さ、じ
春愁ガラスの醤油さしぬぐう さ
じゅんこ
薫風や砂場の子等の髪なびく ○ゆ、さ
遠き友便り代わりの新茶かな ゆ
夏来る空に浮かべし象の群れ さ
さとう
薫風やみすゞの唄のコマーシャル じ
レシートに試し書きする立夏かな じ、ゆ
いとへんを書き間違える立夏かな ゆ
梅雨に入る回送バスが人降ろす ゆ
らいなす
黄金週間ぷいと横向き仕事鬼 ○じ、さ
余り物いちごすっぱく夏兆し じ
以上です。次回の句会は6月14日を予定しています。
興味のある方は次回の俳句会の予告をごらんください。
むつきの会六義園吟行11.03・05
参加者
ゆうこ、じゅんこ、りこ、さとう
ゆうこ
孤を抱えやがて芽吹ける桜かな り、じゅ
甘酒を飲もうか迷う日蔭かな り
人見れば口開ける鯉春の園 り、さ
じゅんこ
見上げればまぶしき空に春の雲 さ
白梅にいく度と響くシャッター音 ゆ
りこ
春庭に見えかくれする赤き靴 ◎じゅ、さ
つぷつぷと光る木の芽や古き庭 ◎さ、じゅ、ゆ
春めくや森の向こうにビル見えて さ
さとう
三月や茶屋の腰掛けみな赤く ◎り、◎ゆ
水鳥の胸張るようにすすみゆく ゆ、じゅ
梅咲くや昔のあだ名思い出す ゆ
梅咲くやカラスは人の様子見る り、じゅ